精神疾患があると就活で不利?伝えるべきか迷ったときの考え方
精神疾患があると就活で不利?伝えるべきか迷ったときの考え方 伝える?or伝えない? 精神疾患があることを、就職活動の場で伝えるべきか。 これは非常に悩ましい問題です。黙っていれば内定の可能性は上がるかもしれない。でも、入社後に体調を崩してしまったら?伝えたら不利になる?正直に話すべき? この記事では、精神疾患を抱えながら20代後半から社会に踏み出し、福祉業界で就職した筆者自身の体験をもとに、就活において障害を伝えるべきか迷ったときのヒントをお伝えします。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 社会人デビューは20代後半。精神疾患とともに歩んだ就職活動 私が初めて正社員として働いたのは、20代後半のことでした。選んだのは障害福祉の分野。生活支援員として働くことになりました。 初めての就職先では、クローズ(障害を開示しない状態)での入社でした。面接のときに「薬、飲んでますか?」とストレートに聞かれましたが、私は「飲んでません」と答えました。本当は飲んでいたけれど、言えなかったんです。 その後、入社してから精神疾患を抱えていることを開示しました。すると社長から、「実は最初から精神疾患があるんじゃないかと思っていたけれど、人柄が良かったから採用した」と言われました。 2社目も生活支援員でした。こちらの面接でも障害の有無を尋ねられ、「どうせ無理だろうな」と思いながらも、双極性障害であることを正直に伝えました。 結果は驚きの3時間後に合格の電話。こちらも人柄重視の採用だったそうです。ありがたいことに、どちらも障害者雇用ではなく、一般枠での正社員採用でしたが、病気のことは正直に開示していました。 就活の現実:開示するとやはり不利なのか? 福祉職を退職した後、スーパーのアルバイトの面接を受けました。 そこで「障害者手帳を持っていれば、開示してほしい」と言われたため、障害があることを伝えました。 結果的にスーパーの採用は見送りに。直接的な理由はわかりませんが、心のどこかで「やっぱりこれが原因なのかもしれない」と思いました。 正直に言うと、障害を伝えるのは、就活ではやや不利になることが多いと感じます。これは残念...