美容室が怖い…うつや不安障害の人におすすめの準備と伝え方
心が少し軽くなるヒント
美容室で感じる“見えないプレッシャー”とは
「美容室に行くだけで、胸がざわざわする」
「何を話せばいいのか、何も考えられなくなる」
そんな気持ちを抱えている人は、決して少なくありません。
特にうつや不安障害を抱える方にとって、美容室は緊張・刺激・コミュニケーションが重なる場所。
髪を整えたいという気持ちはあっても、心と体が追いつかず、何ヶ月も先延ばしにしてしまうこともあります。
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「行けた自分」を褒めてあげることから
大切なのは、「行くこと」が目的ではなく、自分の心を大事にすること。
行けた日はもちろん、「今日は無理だった」という日も、それは自分に向き合った証です。
少しずつステップを踏むことで、「美容室=怖い場所」という印象を、「行っても大丈夫な場所」に変えていくことができます。
不安を和らげる準備と心構え
事前の準備で、気持ちの負担をぐっと減らすことができます。
無理なくできる工夫を、以下にご紹介します。
1. 来店前に伝えておく
電話や予約フォームで「静かに過ごしたい」「会話が苦手」と伝えるのはまったく問題ありません。
「緊張しやすいので、静かにしていただけると助かります」と一言添えるだけでも安心感が違います。
2. 信頼できる美容師さんを見つける
口コミやSNSで「静かに対応してくれる」「話を無理に振らない」美容師さんを探すのも一つの方法。
一度でも心地よい体験ができれば、次からのハードルも下がります。
3. 「途中で帰ってもいい」と思っておく
施術途中でも、「体調が悪くなったら帰ろう」と思っておくと、緊張が緩みます。
何があっても大丈夫、という逃げ道があることで、心の余裕が生まれます。
おすすめアイテム|不安を和らげるお助けグッズ
外出時の緊張を少しでも和らげてくれるグッズをご紹介します。
1. ノイズキャンセリングイヤホン
周囲の雑音をシャットアウトできるだけでなく、自分の世界に入れる感覚が安心感につながります。
施術中は音楽や落ち着くポッドキャストを聞くのもおすすめです。
2. 香り付きハンカチ
ラベンダーや柑橘系など、リラックス効果のある香りは、不安を感じたときにさりげなく嗅ぐだけで落ち着きます。
3. 手に握れる小さなアロマストーン
手の中に収まるサイズのアロマストーンを握っておくと、不安感を和らげてくれます。
無意識に「触れている」という安心が大きいのです。
美容室での伝え方の工夫
口頭で伝えるのが難しい場合は、メモを用意して渡すのも一つの方法です。
例:
本日は少し体調が不安定で、静かに過ごしたいと思っています。
必要な会話以外は控えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
丁寧な文にしなくてもOK。
「緊張してます」「静かにしてもらえると助かります」だけでも、十分伝わります。
自分のペースで、少しずつ
美容室が苦手な人にとって、外見を整える行為は決して「当たり前」ではありません。
大切なのは、他人のペースではなく自分のペースを尊重すること。
「今日は無理しない」「少しだけ挑戦してみる」
そんな選択が、あなたを守ってくれます。
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最後に|あなたの心が少しでも軽くなりますように
美容室が怖い、という気持ちはとても自然なものです。
それを無理に変えようとするのではなく、「そんな自分もいていい」と認めることから始めてみてください。
そして、少しでもその気持ちが軽くなるような工夫やアイテムを取り入れて、少しずつ前に進めたら、それはとても立派な一歩です。
