オセロ症候群のリアルな体験談と対策3選
オセロ症候群のリアルな体験談と対策3選 相手を疑ってしまう心 はじめに 誰かを好きになると、相手を失うことへの不安がつきまといます。多くの人が一度は経験する「ヤキモチ」。でも、その気持ちがどんどん膨らんで、いつしか理性では止められないほどになってしまったら——。 今回のテーマは「オセロ症候群」。過剰な嫉妬心により相手を強く疑ってしまい、日常生活にも支障をきたす状態です。そしてこの記事では、私自身の体験を交えて、この苦しみと向き合う日々についてもお話しします。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - オセロ症候群とは? オセロ症候群は、病的な嫉妬によってパートナーの浮気を疑い続けてしまう精神状態のことです。「嫉妬妄想」とも呼ばれ、妄想性障害の一種として精神医学でも扱われます。 名前の由来は、シェイクスピアの悲劇『オセロ』に登場する将軍オセロが、妻を浮気していると勘違いし、悲劇的な結末を迎えることから来ています。この病がもたらす苦しみは当人だけでなく、そのパートナーにも大きな負担を与えます。 私の体験談 もともと、私は嫉妬深い性格でしたが、事あるごとに浮気を疑うほどではありませんでした。でも、数年前に付き合っていた人に裏切られ、浮気をされてしまってから、私の中で何かが変わってしまいました。 それ以来、新しい恋人ができても、少し帰りが遅いだけで「浮気してるのかも」と疑ってしまうようになりました。スマホのGPSの位置情報が家から微妙にズレていたときも、「本当はどこか別の場所にいるんじゃないか」と不安に襲われました。 LINEの連絡先に女性の名前を見つけただけで不機嫌になったり、夜中に何かの物音を「携帯のバイブ音だ」と思い込んで、「携帯二台持ち?誰かとやりとりしてる?」と疑念が止まらず、ついには不安からアルコールを大量に摂取してしまった夜もありました。 自分でも「これはおかしい」と感じているのに、どうしても相手を信じられない——そんな自分が情けなくて、さらに自己嫌悪に陥っていく。そんな日々が続いています。 今も続く葛藤...